大阪市長であり、「大阪維新の会」代表の松井一郎さんがテレビ出演し、大阪都構想について「区割り自体が、大きな問題ではない」とビックリ発言。関西テレビ報道ランナー「都構想”大討論会SP」(2020年1月9日放送)でのこと。
 
▼「区割りが気に入らない」という市民

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女性アナ (視聴者から)維新の松井さん宛の質問です。「前回(の住民投票)は『ラストチャンス』でしたけど、選挙で勝ったので再挑戦(2回目)。3回目もありますよね? 今回の区割りが気に入らない場合は次回に期待して反対票を入れるべきですか?
 
男性アナ すごい質問ですね。区割りがこの方気に入らないんでしょうね。どうせ3回目もあるから今回は反対していいですかというご質問です。

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松井代表 あの~、区割り自体がね、大きな問題ではないんですよ。僕と橋下(徹)さんが(大阪府知事、大阪市長に)なる以前の昔の二重行政だとか「府市合わせ」だとか言われている過去の大阪に戻すのか。ようは、(府市)一体でね、大阪が変わってきているんだから、このまま続けるかどうかを選んでほしい。
 
男性アナ 区割りは少し目をつぶって貰って頂いて、賛成でということですかね?
 
▼大阪都構想の区割りは、ただの区割りではない
 
松井市長が区割りについて「大きな問題ではない」と発言しましたが、この発言自体が重大な問題です。


02-014つの特別区に分かれる 大阪都構想
 
大阪都構想の「区割り」とは、大阪市が四つの基礎自治体(特別区)に分かれるのです。大阪市はこれまで行政区の分区や合区はありましたが、それとはまったく別次元で、市民生活に多大な影響のある自治体再編です。
 
大阪都構想は、大阪市を幾つの基礎自治体(特別区)に分けるかを巡って迷走しています。2015年の住民投票は「五つに分割する」案。それが否決されたので6分割や4分割を検討し、4分割になったのです。
 
▼松井・大阪市長の発言の真意は?
 
基礎自治体は市民の運命共同体です。大阪都構想は「ニア・イズ・ベター」を掲げていますが、松井市長の「区割りは大きな問題ではない」という発言は、本音がうっかり出てしまったのではないでしょうか。大阪市廃止後にできる特別区はどうでもよく、大阪府が大阪市の権限と財源を吸い上げるのが大阪都構想の目的だと奇しくも暴露してしまった――。
 
大阪市民にとっては、どんな特別区になるのかが重要なのに、市長の思惑は違うようです。

大阪市はワンチーム
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